意匠設計
一つとして同じものはない。
すべての経験は
自身のチカラとなる。
意匠設計
Y.K.
2014年入社
建築事業本部 意匠設計部
工学部建築学科卒
「将来は建築設計の仕事がしたい!」。
学生時代からの強い想いを叶えるために。
子どものころから建築に興味があったので、大学は建築学科に進学しました。中でも設計分野の研究室を選んだのは、設計を仕事にすることが夢だったからです。学部卒で設計職の募集があった佐藤工業を見つけて説明会に参加。皆が知っているような大きな規模の建物の設計に関わることができると知り「ここしかない!」と思いました。佐藤工業では意匠設計として採用されても、最初の1年間は現場で施工管理の仕事を経験します。どのように建物が建っていくのか、実際にその流れを学べたことは、今の仕事にとても役に立っています。2年目以降は意匠設計部に所属し、これまでに学生寮、ホテル、福利厚生施設とさまざまな建物の設計を担当しました。どの物件もそれぞれに思い入れがありますが、中でもホテルは規模が大きく、特殊な構造形式や凝った内装デザインだったため学ぶことが多く、補助的な立場ではありましたが設計していてとてもワクワクしました。
主担当を任される。
若くしての経験は成長を加速させる。
現在は工場の設計を主担当として行っています。工場の設計においては、生産ラインや設置機器の構成や配置、電気計装の配線、従業員の動線までも考慮して設計しなければならないのが特徴的です。当社はゼネコンですので、私たちが設計した物件は、施工も同じく当社が行います。同じ会社の人間が現場を担当することで、図面の確認やスケジュールの調整など連携が取りやすいところが設計施工のメリットだと感じます。現在の現場でも、細かい図面の修正に臨機応変に対応しながら、皆で協力して完成を目指しています。今このように主担当として自信をもって仕事ができているのは、初めて主担当を任された福利厚生施設の設計で大きく成長できたからです。主担当は、施主さまとの打ち合わせから、デザイン・設計、構造設計や設備設計とのすり合わせ、工事監理まで行い、全体のプロデューサーのような役割を担います。佐藤工業では若くして裁量ある仕事を任せてもらえるチャンスがあり、その分大変なこともありますが、それを一つひとつ乗り越えた経験が大きな糧になります。私は、この初めて主担当を任された物件で、意匠設計のスキルだけでなく、各部門との調整力、臨機応変な対応力など、多くの力を身につけることができました。困難も多くありましたが、自分を大きく成長させてくれた思い出に残る仕事です。
どんな規模や用途の建物でも設計できる。
そんな意匠設計者になることが目標。
自分が設計して監理した建物が数年後に形となって完成したとき、想像以上の達成感があります。「設計の仕事をしていてよかった」と思う瞬間です。建物には一つとして同じものがなく、当社にはそのさまざまな分野の建物をいろいろ経験させてもらえる環境があります。多様な建物の設計にチャレンジできる、それが佐藤工業での仕事のおもしろさだと思います。私の場合も、これまでに携わってきた建物はすべて用途が異なり、設計の留意点も全く違いました。そのため設計者として必要な法律の知識は増えていきますし、各用途の建物のつくり方への理解は深くなっていきます。今後も用途や規模の異なる建物の設計を数多く経験し、どんな建物にでも対応できる意匠設計者になることが今の私の目標になります。それと同時に、施工現場との連携を積極的におこない、設計者としての調整力も高めていきたいと考えています。
本社ビルの目の前に竣工したマンションは、当社が施工した物件です。本社の窓から建ち上がっていく様子が毎日見えていたこともあり、改めて「建物をつくるというのはすごいことだ」と、このマンションを見るたびに感じています。