土木施工
人々の生活を支える
社会的価値の高い仕事に
大きな誇りを感じる。
土木施工
T.A.
2013年入社
東京支店 土木作業所
工学部都市工学科卒
社会貢献できたことを実感できるから
この仕事はやめられない。
教授からの紹介で佐藤工業の現場見学会に行ったとき、若手社員さんとベテランの所長がざっくばらんに話しているところを見て、自分もこのようなアットホームな会社で働きたいと感じ入社を希望しました。入社後最初に配属されたのは地下鉄有楽町線の拡幅工事の現場。有楽町線と副都心線の平面交差部における電車の交差待ちを解消するための工事で、完成までの6年間、この現場で施工管理としての基礎を学び、経験を積みました。工事は終電が終わってからスタート。夜間の業務になるため、体力的に厳しいところもありましたが、無事竣工し電車が交差待ちなく通ったときには「社会に貢献できた」という実感が湧き、震えるくらい感動したことを憶えています。この現場は、工事だよりの発行、作業帯フェンスにおける児童作品展の開催など、町内会をはじめとした近隣住民とコミュニケーションを図ることにも注力していたので、工事以外でも学ぶことが多く貴重な経験となりました。
先を読み想定すること、観察力を持つことで、
施工管理としての質を高めていく。
現在は貯留管工事の現場に従事しています。貯留管とは、大雨が降ったときに流しきれない雨水を一時的に取り込むことにより、道路の浸水被害や川への流れ込みを軽減させる管です。現在はシールド掘削が終わり、特殊人孔(マンホール)の構築をしているところです。現場では「設計上はこうなっているけど、その通りでは難しい」「ここはこうした方がもっと良くなる」といったことが日々起こるため、現場の変化をよく観察し、その都度臨機応変に対応することが求められます。また、工期通りに工事を進めていくためには、先を読むことや、常に多くのパターンを想定して次の展開に備えることが重要です。入社から約10年となり、今は数カ月先、ひいては工事の終わりまで見据えて仕事を進めることが求められるようになりました。これからも日々の現場をよく観察し、先を読み、多くを想定して、施工管理としてより成長できるよう努力を続けたいと思います。
3つの現場経験を通して
身についたチカラは「調整力」。
私が携わってきた工事はすべて、人々が安心して暮らせる環境を実現するものであり、生活を支える社会貢献性の高い仕事です。そこに大きな誇りを感じるからこそ、日々の仕事を頑張ることができます。これまでに3つの現場を経験して、工事の進め方や施工管理のノウハウについて理解が深まってきました。それだけでなく、「調整力」が身についてきたことも自分にとっては大きな成長だと感じています。日々変化し続ける現場には、多くの人が関わっています。そんな現場を円滑に進めていくためには「調整力」が必要不可欠なのです。工程が遅れることなく、皆が安全で、気持ち良く仕事ができるよう、今後はこの「調整力」にも磨きをかけて、スケールの大きなプロジェクトにも挑戦していきたいと考えています。「100年先にも残るインフラをつくる」というのが私の目標です。
朝礼をする広場に掲げられている安全看板。毎日8時から朝礼をするときにその看板を見上げると、「今日も一日が始まるぞ」と気持ちが引き締まります。初心に返ることができるのも、この看板のおかげです。